平成29年度 吉祥寺南病院 病院指標


年齢階級別退院患者数

年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~ 90~
患者数010415469106144305511229

                    
平成29年度に当院を退院された患者さんを10歳毎の年齢区分で集計したものです。当院の特性として急性期治療とともにリハビリテーションや在宅復帰への支援を多く行っている地域密着型の病院です。 年齢階級別では、全体の約8割を60歳以上の患者さんが占めています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス









平成29年度当院は、DPC準備病院だったため指標掲載はありません。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数




初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage IIStage IIIStage IV不明
胃癌-
-
-
-
-
-
1
7
大腸癌-
-
-
-
-
-
1
7
乳癌-
-
-
-
-
-
1
7
肺癌-
-
-
-
-
-
1
7
肝癌-
-
-
-
-
-
1
7



胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の5種類は5大癌と呼ばれ、がんの進行速度はUICC(国際対がん連合)が定めるTNM分類が用いられています。TNM分類とは、①T=原発巣の大きさと進展度、②N=所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移への有無の3つの判断軸を指し、それぞれのがんをⅠ期(早期)~Ⅳ(末期)の病期に分類しています。「初発」とは当院でそれぞれのがんの診断あるいは初回治療を実施した場合を指し、「再発」とは当院・他の医療機関を問わずに初回治療の完了後、当院での診断またはがんの寛解(かんかい/がんが縮小・消失している状態)後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移が現れた場合を指します。

集計条件により症例が10件未満の場合”ー”で入力しています。
胃癌の症例は5件、大腸癌の症例は11件、肺癌の症例は1件、肝癌の症例は1件でありステージごとで分けると10症例未満になります。
現在当院では、がん患者さんはあまり受診をしていませんが、胃癌や大腸癌などに対して、患者さんが当院で治療を望まれる際は、外科的治療や化学療法といった治療も対応しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等


患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症1013.481.9
中等症2115.281.8
重症-
--
超重症---
不明---



市中肺炎とは、自宅などで生活していてかかる肺炎のことで、病院に入院していてかかる院内肺炎と区別されます。
肺炎重症度分類(A-DROPシステム)に基づき入院時に状態から重症度を決定しています。
集計条件により症例が10件未満の場合”-”で入力しています。

A-DROPシステム
A(Age):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration):BUN 21mg/dl以上または脱水あり
R(Respiration):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下)
O(Orientation):意識障害あり
P(pressure):血圧(収縮期)90mmHg以下
上記指標のうち、
軽症:上記指標のいずれも満足しないもの
中等症:上記指標のうち1つまたは2つ有するもの。
重症:上記指標の3つ以上を有するもの。ただし意識障害・ショックがあれば1項目のみでも重症とする。
超重症:上記指標の4つまたは5つを有するもの。

全体的な傾向としては、中等症の患者さんが最も多く、全体の半数以上を占めています。重症度が上がるにつれ平均在院日数も伸びる傾向となっています。

脳梗塞の患者数等


発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内7443.8178.928.37
その他4859.2778.220.83



脳梗塞を発症日3日以内とその他で分け、患者数、平均在院日数、転院率を集計したものです。
当院では、脳神経外科医3名を中心としたチーム医療で、治療にあたっています。脳梗塞では急性期治療を始め、高度医療機関や当院での急性期治療後に継続的なリハビリテーションが必要な患者さんのリハビリテーションや在宅支援などもしています。

※回復期リハビリテーション病棟のため、平均在院日数は長めとなります。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)


診療科名:内科 診療科コード:010
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K654
内視鏡的消化管止血術
-
-
-
-
-

K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡化胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術)
-
-
-
-
-

K0461
骨折観血的手術
-
-
-
-
-

K6182
中心静脈注射用埋込型カテーテル設置(頭頸部その他)
-
-
-
-
-

K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
-
-
-
-
-

集計条件により症例が10件未満の場合”ー”で入力しています。
当院内科では、内視鏡的消化管止血術など内視鏡を使った手術を行っています。
外科的治療が必要な際は、転科や高度医療機関へ紹介することで対応しています。


診療科名:外科 診療科コード:110
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
18
1.27
2.88
0
71.16

K6335
鼠径ヘルニア手術
16
1.56
2.12
0
67.12

K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
16
78.75
3.68
62.5
78.75

K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術
16
3.37
7.56
0
65.25

K718-21
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
-
-
-
-
-

集計条件により症例が10件未満の場合”ー”で入力しています。
当院で多い手術は、患者さんに侵襲性の少ない内視鏡や腹腔鏡を使用しています。


診療科名:整形外科 診療科コード:120
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K0461
骨折観血的手術(大腿)
43
4.97
39.3
4.33
85.46

K0811
人工骨頭挿入術(股)
39
5.89
35.46
10.75
84.39

K0821
人工関節置換術(股)
28
2.28
48.28
3.57
76.53

K0483
骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕)
25
3
16.09
0
60.47

K0462
骨折観血的手術(下腿)
21
3.38
5.48
0
61.2

当院手術症例の約50%が整形外科になります。入院経路は外来や救急、紹介受診など様々で、手術が適応となる場合は、外科的治療をしています。手術後はADL(日常生活動作)の低下を予防するため早期離床、リハビリテーションを開始します。退院後は当院への外来通院や近隣医療機関へ紹介し、フォローアップをしています。



診療科名:脳神経外科 診療科コード:150
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用パス
K164-2
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
26
3
19.1
53.85
84.38

K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
13
41.85
79.92
3.84
82.73

K164-4
定位的脳内血腫除去術
-
-
-
-
-

K609-2
経皮的頸動脈ステント留置術
-
-
-
-
-

K1742
水頭症手術(シャント手術)
-
-
-
-
-

集計条件により症例が10件未満の場合”ー”で入力しています。
脳神経外科で多い手術は慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術で26症例になります。
当院は連携医療機関として順天堂大学付属病院と連携をとっており、脳血管内手術や経皮的頸動脈ステント留置術なども当院で対応しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一--
異なる--
180010敗血症同一--
異なる--
180035その他の真菌感染症同一--
異なる--
180040手術・処置等の合併症同一--
異なる--


集計条件により症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
当院では、手術や処置など行う際には細心の注意を払い施行しています。
そのため、手術・処置等合併症の患者数は多くありません。
2018.9.26
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