令和2年度 吉祥寺南病院 病院指標





年齢階級別退院患者数

年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~ 90~
患者数0
24
54
30
64
91
106
226
320
200

令和2年度に当院を退院された患者様を10歳毎の年齢区分で集計しています。
年齢階級別では、80歳代が最も多く、全体の約3割を占めており、60歳以上の患者様が全体の約8割を占めております。
当院の特徴として、一般病床での急性期治療とともに回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病床を有し、在宅復帰への支援を多く行っている地域密着型の病院です。
※新型コロナウイルスの流行により入院患者数が減少したため、退院患者数も同様に減少しております。


診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【内科】010
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎43
30.77
20.51
20.93
88.19
050130xx9900xx心不全17
20.71
17.23
17.65
87.65
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症
17
18.65
14.16
0
83.53
100380xxxxxxxx体液量減少症
15
21.8
10.51
13.33
87.07
161020xxxxx00x体温異常


6.10



集計条件により症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
誤嚥性肺炎での入院が最も多く、循環器内科を専門とする医師が在籍し、循環器の専門性の高い分野にも対応しております。
※回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっております。

【外科】110
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢
060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)13
2.77
11.56
0
67.62
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎12
39.08
20.51
33.33
81.5
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症12
30.25
13.00
16.67
78.5
060102xx99xxxx
穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患
11
8.09
19.97
0
56.09
060150xx99xx0x虫垂炎11
5.45
14.59
18.18
41.91

消化器科外科を専門とする医師が在籍し、大腸ポリープや腺腫(良性腫瘍)や腎盂腎炎、尿路感染症、憩室炎や虫垂炎といった消化器疾患が上位を占めております。
手術症例では侵襲性の少ない内視鏡治療や腹腔鏡手術も積極的に行っており、治療ガイドラインに基づいた適切で丁寧な診療、治療を心がけております。
※回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっている疾患もあります。

【整形外科】120
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均
年齢
160800xx01xxxx股関節・大腿近位の骨折60
54.18
10.08
15
85.87
160760xx97xx0x前腕の骨折35
5.54
16.57
0
63.43
160690xx99xxxx胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)31
52.1
31.67
6.45
82.23
160620xx01xxxx肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)26
11.62
13.96
3.85
24.42
160610xx01xxxx四肢筋腱損傷16
23.44
11.11
0
66.63

股関節・大腿近位骨折が最も多く、高齢化に伴う骨粗鬆症の影響で発症する傷病が多くなっております。
半月板損傷、前十字靭帯に対する手術目的の入院では若年層が多数を占めており、上位5疾患のうち4疾患は手術症例となっております。
リハビリスタッフとの連携のもと、術前・術後のリハビリテーションを充実させ、早期の社会復帰を目指し治療を行っております。
※回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっている疾患もあります。

【脳神経外科】150
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均
年齢
010040x099000x頭非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)
(JCS10未満)
43
46.44
18.8618.6
70.35
160100xx99x00x頭蓋・頭蓋内損傷38
18.95
57.58
7.89
70.82
010230xx99x00xてんかん27
11.41
44.17
14.81
57.56
010060x2990401脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、
JCS10未満)
20
44.1
58.55
15
72.95
030400xx99xxxx脳前庭機能障害16
2.94
4.94
0
72.75

頭頭部外傷や脳血管障害を中心に脳疾患全般に対応しており、症状に応じて手術治療、保存的治療を選択し行っております。
また、急性期の受け入れだけでなく、近隣医療機関からの紹介症例も多く、充実したリハビリテーションや退院支援を提供しております。
※回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっております。

【皮膚科】300
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢
080100xxxx0xxx薬疹、中毒疹

11.29


080010xxxx0xxx
膿皮症

12.87


080020xxxxxxxx帯状疱疹

9.12


080270xxxx0xxx食物アレルギー

2.44


160650xx99x0xxコンパートメント症候群

24.08



集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
皮膚疾患での入院症例にも対応しております。
また、他診療科入院での全身疾患の一症状として皮膚に生じる病変等、多彩な症状を併診して治療にあたっております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数


初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage IIStage IIIStage IV不明
胃癌



1
8
大腸癌




2
8
乳癌1
8
肺癌

1
8
肝癌2
8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の5種類は5大癌と呼ばれ、がんの進行速度はUICC(国際対がん連合)が定めるTNM分類が用いられています。
TNM分類とは
①T=原発巣の大きさと進展度
②N=所属リンパ節への転移状況
③M=遠隔転移への有無
の3つの判断軸を指し、それぞれのがんをⅠ期(早期)~Ⅳ(末期)の病期に分類しています。
「初発」とは当院でそれぞれのがんの診断あるいは初回治療を実施した場合を指し、「再発」とは当院・他の医療機関を問わずに初回治療の完了後、当院での診断またはがんの寛解(がんが縮小・消失している状態)後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移が現れた場合を指します。
当院において初発、再発ともに10件未満であるため、集計条件に基づき表示上は”-”となっております。


成人市中肺炎の重症度別患者数等


患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症


中等症
重症


超重症


不明

当院において対象症例がいずれも10件未満であるため、集計条件に基づき表示上は”-”となっております。
全体的な傾向としては、中等症の患者様が最も多く、全体の半数以上を占めております。重症度が高いほど平均在院日数も伸びる傾向となっております。


脳梗塞の患者数等

発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内5143.45776.74
その他3852.6877.374.49

脳梗塞を、発症日3日以内とその他で分け、患者数、平均在院日数、転院率を集計しております。
当院での脳梗塞治療は3日以内が51件と最も多くなっており、救急の受け入れを積極的に行っております。
また、急性期治療後の継続的なリハビリテーションが必要な患者さんに対しても、回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病床を介して、充実したリハビリテーションと退院支援を行っております。
※回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【内科】010
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢
K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)





K0461
骨折観血的手術(大腿)





K0462
骨折観血的手術(前腕)




















集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
内科入院中の嚥下障害のある患者様に対して施行した胃瘻造設術が最も多くなっております。
整形外科と内科間での転科があった症例も集計しているため、骨折観血的手術が上位に並んでいます。

【外科】110
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢
K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
17
7.82
13.18
82.35
74.53
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
11
0.18
1.45
0
68.27
K6335
鼠径ヘルニア手術
K654
内視鏡的消化管止血術





K672-2
腹腔鏡下胆嚢摘出術






集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
当院外科は、消化器が専門になります。
外科で多い手術は、患者様に侵襲性の少ない内視鏡や腹腔鏡を使用しております。

【整形外科】120
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢
K0461
骨折観血的手術(大腿)
41
2.95
52.05
12.2
82.93
K0483
骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿)
29
1
1.93
0
62.17
K0811
人工骨頭挿入術(股)
29
3.07
51.28
13.79
86.17
K0821
人工関節置換術(肩)
25
2.2
34.8
4
75.32
K0462
骨折観血的手術(下腿)
18
2.67
12.56
0
63.06


整形外科で最も多い手術は大腿部頚部・転子部骨折に対する手術となっており、骨折観血的手術(大腿)、人工骨頭挿入術(股)を合わせて70症例となっております。
肩・膝・股関節と外傷を中心に手術を行っており、当院手術症例の7割以上が整形外科になります。

【脳神経外科】150
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢
K164-2
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
17
5.35
27.82
5.88
77.88
K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
K1742
水頭症手術(シャント手術)





K0053
皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上)





K0482
骨内異物(挿入物を含む)除去術(その他の頭蓋)





集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
脳神経外科で多い手術は、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術で17症例になります。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一
異なる

180010敗血症同一
異なる

180035その他の真菌感染症同一
異なる

180040手術・処置等の合併症同一

異なる


集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
当院では、手術や処置など行う際には細心の注意を払い施行しており、手術・処置等合併症の発生を抑えております。
2021.9.30更新

2021.10.1修正
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