令和3年度 吉祥寺南病院 病院指標





年齢階級別退院患者数

年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~ 90~
患者数0
35
38
23
48
87
108
221
359
198

令和3年度に当院を退院された患者様を10歳毎の年齢区分で集計しています。
年齢階級別では、80歳代が最も多く、全体の約3割を占めており、70歳以上の患者様が全体の約7割を占めております。
当院の特徴として、一般病床での急性期治療とともに回復期リハビリテーション病棟を有し、在宅復帰への支援を多く行っている地域密着型の病院です。
※新型コロナウイルスの流行により入院患者数が減少したため、退院患者数も同様に減少しております。


診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【内科】010
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢
040081xx99x0xx
誤嚥性肺炎(手術なし)54
28.09
20.57
12.96
87.81
110310xx99xxxx
腎臓又は尿路の感染症
22
37.27
13.14
9.09
87.41
050130xx9900xx心不全16
24
17.35
6.25
89.44
040081xx97x0xx
誤嚥性肺炎(手術あり)
10
60.6
36.45
40
85.5
100380xxxxxxxx体液量減少症

10.66



集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
誤嚥性肺炎での入院が最も多く、循環器内科・消化器内科を専門とする医師が在籍し、循環器・消化器の専門性の高い分野にも対応しております。
誤嚥性肺炎での入院に、「手術あり」がありますが、肺に対して手術を行ったわけではなく、胃瘻造設術や中心静脈注射用植込型カテーテル設置、輸血を行った症例のことを「手術あり」として集計しています。
※回復期リハビリテーション病棟も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっております。

【外科】110
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均年齢
060160x001xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上)18
4.11
4.74
0
67.17
060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)16
2.5
2.65
0
70.56
060030xx97x00x小腸の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍11
6.09
10.44
0
93.27
060102xx99xxxx
穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患


7.70


01021xxxxx0xxx認知症


16.42



集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
大腸ポリープや腺腫(良性腫瘍)や鼠経ヘルニアといった消化器疾患が上位を占めております。
手術症例では侵襲性の少ない内視鏡治療や腹腔鏡手術も積極的に行っており、治療ガイドラインに基づいた適切で丁寧な診療、治療を心がけております。

【整形外科】120
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均
年齢
160800xx01xxxx
股関節・大腿近位の骨折
63
51.33
25.32
12.7
83.89
160690xx99xxxx
胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)45
40.18
19.34
17.78
82.71
160760xx97xx0x
前腕の骨折44
6.75
4.99
0
70.43
160620xx01xxxx
肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)
41
9.98
13.52
0
29.37
160700xx97xx0x
鎖骨・肩甲骨の骨折
21
10
5.99
0
53.33

股関節・大腿近位骨折が最も多く、高齢化に伴う骨粗鬆症の影響で発症する傷病が多くなっております。
「肘、膝の外傷」に該当する、半月板損傷、前十字靭帯に対する手術目的の入院では、平均年齢約28歳と若年層が多数を占めています。
また、上位5疾患のうち4疾患は手術症例となっております。
リハビリスタッフとの連携のもと、術前・術後のリハビリテーションを充実させ、早期の社会復帰を目指し治療を行っております。
※回復期リハビリテーション病棟も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっている疾患もあります。

【脳神経外科】150
DPCコードDPC名称患者数平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率平均
年齢
010040x099000x
非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)
(JCS10未満)
31
57.1
18.90
12.9
68.58
030400xx99xxxx
前庭機能障害
19
2.21
4.92
0
67.37
160100xx99x00x
頭蓋・頭蓋内損傷
15
19.87
8.30
0
76.53
010230xx99x00x
てんかん
14
20.57
7.22
7.14
62.64
010060x2990401
脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)
13
40.31
15.63
15.38
65.85

頭部外傷や脳血管障害を中心に脳疾患全般に対応しており、症状に応じて手術治療、保存的治療を選択し行っております。
また、急性期の受け入れだけでなく、近隣医療機関からの紹介症例も多く、充実したリハビリテーションや退院支援を提供しております。
※回復期リハビリテーション病棟も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっております。


初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数


初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage IIStage IIIStage IV不明
胃癌



1
6,8
大腸癌




2
6,8
乳癌1
8
肺癌

1
8
肝癌2
8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院において初発、再発ともに10件未満であるため、集計条件に基づき表示上は”-”となっております。
胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の5種類は5大癌と呼ばれ、がんの進行速度はUICC(国際対がん連合)が定めるTNM分類が用いられています。
TNM分類とは
①T=原発巣の大きさと進展度
②N=所属リンパ節への転移状況
③M=遠隔転移への有無
の3つの判断軸を指し、それぞれのがんをⅠ期(早期)~Ⅳ(末期)の病期に分類しています。
「初発」とは当院でそれぞれのがんの診断あるいは初回治療を実施した場合を指し、「再発」とは当院・他の医療機関を問わずに初回治療の完了後、当院での診断またはがんの寛解(がんが縮小・消失している状態)後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移が現れた場合を指します。

成人市中肺炎の重症度別患者数等


患者数平均
在院日数
平均年齢
軽症


中等症
重症


超重症


不明

当院において対象症例がいずれも10件未満であるため、集計条件に基づき表示上は”-”となっております。
全体的な傾向としては、中等症の患者様が多く、重症度が高いほど平均在院日数も伸びる傾向となっております。

市中肺炎とは、自宅などで生活していてかかる肺炎のことで、病院に入院していてかかる院内肺炎と区別されます。
肺炎重症度分類(A-DROPシステム)に基づき入院時に状態から重症度を決定しています。
A-DROPシステム
A(Age)       :男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration):BUN 21mg/dL以上または脱水あり
R(Respiration) :SpO2<=90%(PaO260Torr 以下)
O(Orientation) :意識障害あり
P(Pressure)   :収縮期血圧90 mmHg以下

上記指標のうち、
軽症は上記指標のいずれも満たさないものを指します。
中等症は上記指標のうち1つまたは2つ有するものを指します。
重症は上記指標の3つ以上を有するものを指します。ただし、意識障害・ショックがあれば1項目のみでも重症とします。
超重症は上記指標の4つまたは5つを有するものを指します。

脳梗塞の患者数等

発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
3日以内41
40.68
75.63
7.25
その他28
72.11
76.96
8.7

脳梗塞を、発症日3日以内とその他で分け、患者数、平均在院日数、転院率を集計しております。
当院での脳梗塞治療は3日以内が41件と最も多くなっており、救急の受け入れを積極的に行っております。
また、急性期治療後の継続的なリハビリテーションが必要な患者さんに対しても、回復期リハビリテーション病棟を介して、充実したリハビリテーションと退院支援を行っております。
※回復期リハビリテーション病棟も集計に含まれるため、平均在院日数は全国と比較し、長くなっております

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

【外科】110
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢
K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
26
6.81
12.77
69.23
85.12
K6335
鼠径ヘルニア手術
18
1.17
1.94
0
67.17
K7211
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
15
0.33
1.13
0
71.53
K714
腸管癒着症手術





K718-22
腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの)






集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
他院からの胃瘻造設目的に転院された患者様が多く、施術後は紹介元へ再度転院するケースも多く、転院率も多くなっております。
外科での多くの手術は、患者様に侵襲性の少ない内視鏡や腹腔鏡を使用しております。

【整形外科】120
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢
K0462
骨折観血的手術(前腕)
46
1.74
9.48
0
69.57
K0821
人工関節置換術(膝)
46
2.15
32.04
0
77.15
K0461
骨折観血的手術(大腿)
44
3.27
39.52
11.36
79.7
K0811
人工骨頭挿入術(股)
34
4.35
46.06
8.82
84.44
K0483
骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿)
25
0.96
1.16
0
62.04

整形外科では下腿に対する骨折観血的手術や人工関節置換術が上位を占め、前腕や肩に対する手術も積極的に行っております。
肩・膝・股関節と外傷を中心に手術を行っており、当院手術症例の約7割が整形外科になります。

【脳神経外科】150
Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢
K664
胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)
16
57.69
72.13
43.75
79.44
K164-2
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
13
4
30.38
0
81.38
K1783
脳血管内手術(脳血管内ステント)





K150
脳膿瘍排膿術





K164-4
定位的脳内血腫除去術






集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
脳神経外科入院中の嚥下障害のある患者さんに対して施行した胃瘻造設術や、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術を多く行っています。


その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一
異なる

180010敗血症同一
異なる

180035その他の真菌感染症同一
異なる

180040手術・処置等の合併症同一

異なる


集計条件に基づき、症例が10件未満の場合”-”で入力しています。
当院では、手術や処置など行う際には細心の注意を払い施行しており、手術・処置等合併症の発生を抑えております。

更新履歴

2022.9.30更新
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